月額リテイナーは、顧客が毎月支払う決まった金額です。その代わりに、仕事をする、顧客のために時間を空ける、またはその両方をします。
金額が自分に合うか、2つの時間を見てみましょう。働いた時間と、顧客のために空けておいた時間です。
サムの例で見る
デザイナーのサムを例にします。顧客はサイトのサポートに対して、毎月1,200ドルをサムに払います。
月によって仕事の量は変わります。
- 仕事が少ない月: サムは4時間働きました。働いた1時間あたり300ドルです。これは経費を引く前の金額です。
- 仕事が多い月: サムは12時間働きました。働いた1時間あたり100ドルです。これも経費を引く前の金額です。
どちらの月も、顧客が払う金額は同じ1,200ドルです。1時間あたりの金額は、サムがその月を振り返るためのものです。仕事が多い月は、同じ金額をより多くの時間で割ることになります。
サムがその月に働かなかった場合、1時間あたりの金額は出せません。それでも、時間を空けておくことに対して顧客がお金を払っている場合があります。
サムはこの顧客のために、毎週金曜の午前を空けています。顧客から依頼がなく、その時間をすべて使わないこともあります。
依頼のない金曜に、サムは別の仕事をできるかもしれません。でも、対応できると約束している場合、その時間を別の顧客のために確保できないことがあります。
1時間あたりの金額からは、サムが対応できるようにするために諦めるかもしれない機会は分かりません。
自分のリテイナーを確認する
同じ考え方で、自分のリテイナーも確認してみましょう。
通話、準備、短い返信も仕事です。顧客に時間の一覧を渡さなくても、これらを数えましょう。
1時間あたりの金額を、自分の目標単価と比べてみましょう。フリーランス料金計算ツールで、経費と請求できる時間から目標単価を計算できます。仕事が多い月が目標を大きく下回るなら、その作業量に対して報酬が低すぎる可能性があります。
空けておく時間も考慮しましょう。顧客のために決まった時間を空けると、その時間に別の仕事を受けられないことがあります。1時間あたりの金額は働いた時間だけを対象にしていて、対応できるように空けておいた時間は含まれません。
仕事が少ない月が1回あっただけでは、金額が高すぎるとは言えません。数か月を見てから、仕事と報酬が合っているか決めましょう。
詳しい内容を決める
始める前に、顧客と次のことを話しましょう。
- 仕事: 料金には何が含まれますか?
- 時間: 決まった時間数がある場合、使わなかった分はどうなりますか?
- 対応: 顧客はいつ助けを求められますか? どのくらいで返事をしますか?
- 追加の仕事: 予定より多くの仕事が必要になったら、どうしますか?
リテイナーに決まった時間数は必要ありません。対応可能な時間、継続的なサービス、合意した仕事を含めることができます。大切なのは、料金に何が含まれるかを顧客と合意することです。
毎月振り返る
どんな仕事をして、どのくらい時間がかかったかを書きます。顧客のために空けておいた時間も書きます。複数の顧客を担当しているなら、コンサルタントの時間記録で、顧客ごとに記録を分ける方法を確認できます。
仕事に予定より長くかかることが続いていますか? 仕事を減らす提案や、報酬を上げる相談ができます。
顧客が必要とする仕事は減っても、早い返事を望んでいますか? 仕事を減らす相談をして、返事までの時間を決めましょう。
TimeRetainでは仕事とメモを一緒に残せます。紙や表計算でもかまいません。
次のリテイナーの振り返りに向けて、TimeRetainに仕事を記録しましょう。
よくある質問
月額リテイナーとは何ですか?
顧客が毎月支払う決まった金額です。仕事、顧客のために空けておく時間、またはその両方を含められます。
働いた1時間あたりの金額はどう調べますか?
月額を、別途請求しない関連作業も含めたリテイナーの作業時間で割ります。答えは経費を引く前で、空けておいたもののリテイナーの仕事に使わなかった時間は含みません。働いた時間がゼロなら1時間あたりの金額は出せないので、報酬と空けた時間を確認しましょう。
使わなかった時間はどうなりますか?
リテイナーに決まった時間数が含まれる場合は、使わなかった時間が失効するのか、翌月に繰り越せるのかを契約で決めておきましょう。対応可能な時間や成果物に基づくリテイナーは、扱いが異なることがあります。
仕事が少ない月の後は報酬を下げるべきですか?
必ずしもそうではありません。数か月分の仕事と、顧客のために空けておいた時間を見てから決めましょう。