監視せずに行う手動の時間記録
更新日 14 分 執筆:David / TimeRetain
手動の時間記録では、自分で意識して作業時間を残します。
タイマーでも表でも、ノートの一行でも構いません。誰のために何をしたか、その記録の意味を自分で決めます。裏で動くソフトウェアが分類を推測するわけではありません。
画面の撮影でも、キーボードの監視でもありません。後で説明しなければならない履歴を、アプリが静かに作ることでもありません。
始めるときに仕事を名付ければ、時間に意味が加わります。「公開計画を確認」は、翌週に「ブラウザー」と読むより役立ちます。それでも、止め忘れや、実際の仕事と合わなくなったメモは直す必要があります。
手動の時間記録が向いている人
手動の時間記録は、仕事の記録に何を含めるかを自分で選びたい人に合います。
時間を請求する場合も、自分の仕事を個人的に記録する場合も、方法は同じです。記憶が新しいうちに、後から内容を確かめられるように、必要な情報を添えて記録します。
時間のデータが個人的なものなら、とくに合います。作業記録からは、顧客、単価、詰まりやすい点、夜遅い仕事、何に中断されるかなど、多くが分かります。自分で管理する価値のある情報です。
手動タイマー、手動タイムシート、自動記録の違い
実用上は、手動タイマーが時間を計り、手動タイムシートが整理した記録を残し、自動記録アプリが確認前から行動を監視します。
| 方法 | 意味 | 主な用途 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 手動タイマー | 仕事中に自分で開始と停止を決めるタイマーやアプリ | 日々の記録、請求する仕事、私的な作業記録 | 開始や停止のし忘れ |
| 手動タイムシート | 自分で記入、整理、確認、出力する行の記録 | 給与計算、請求、週の確認、出力 | 記憶から作り直す部分が増えすぎること |
| 自動記録アプリ | 確認前から裏で行動を監視するソフトウェア | 後で名前を付ける必要があるコンピューター活動の下書き | 仕事を特定できないウィンドウのタイトル |
手動タイマーから手動タイムシートを作ることはできますが、同じものではありません。前者は仕事の時間を捉え、後者は確認、提出、出力、後の利用をする記録です。
自動の記録で、計り忘れた作業を取り戻せることがあります。ただし、活動が仕事や顧客を特定しないときは確認が必要です。
そこで自動の時間記録にも自分の判断が必要です。手動タイマーなら開始時に仕事を名付けられますが、タイマーを忘れないことは自分の仕事になります。
簡単な手動の時間記録方法
手動の仕組みは3つの手順で済みます。
-
誰のために何をしたかを書く。 顧客、科目、雇用主と、活動を示します。後で一人の顧客の仕事を探したり、会議の時間を見たりできます。
-
仕事中に記録する。 対象、活動、開始、終了、メモを残します。始めたら開始し、仕事を切り替えたら止め、後でも分かるメモを添えます。
-
一日を一度見直す。 大まかなメモを直し、複数の顧客が混ざる作業は分けます。未完了の仕事について長く書きたいなら、一日の仕事ログに残せます。
顧客が一人のフリーランスの、仮の一日です。
| 日付 | 開始 | 終了 | 対象 | 活動 | メモ | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 9月1日 | 09:00 | 10:30 | Hartwell | 事務 | 8月の領収書を照合 | 1時間30分 |
| 9月1日 | 10:45 | 12:00 | Hartwell | 執筆 | 8月の状況報告の草稿 | 1時間15分 |
| 9月1日 | 13:00 | 14:30 | Hartwell | 会議 | 第4四半期の顧問契約の範囲について通話 | 1時間30分 |
| 9月1日 | 14:45 | 16:00 | 社内 | 事務 | 8月分を請求し、受信箱を整理 | 1時間15分 |
まず大まかなメモを書き、後で一度整えます。曖昧な言葉を普通の説明に変えるだけで、報告書にする必要はありません。「案件を進めた」は後で役立ちませんが、「8月の領収書を照合」は役立ちます。
文脈を覚えているうちに記録する
書くまでに時間が空くと、記録は不確かになります。
金曜になると、火曜の午後はぼやけていることが多いものです。35分の通話が一時間に感じられたり、小さな事務作業をすっかり忘れたりするかもしれません。
請求、顧問契約、仕事量の判断に使うなら、数日後の記憶だけでその時間を作り直すのは避けましょう。
仕事を始めたらタイマーを動かし、終わったら止めます。大まかなメモはその場で書き、必要なら後で整えます。
その進め方は請求可能時間にも役立ちます。請求書に必要なのは1日全体ではなく、数週間後にも説明できる行です。
分かりやすい分類にする
分類が多すぎると、手動の記録は必要以上に難しくなります。
分類を選ぶことで仕事が中断するなら、数を減らしてみます。細かな構造は、後でその情報を使う場合にだけ残します。
顧客、科目、雇用主ごとの仕事をまとめます。大まかな活動名がいくつかあれば、一覧を見やすくなります。
- 事務
- 会議
- 執筆
- 調査
- サポート
- 学習
詳細はメモに書きます。「執筆」で似た仕事をまとめ、「8月の状況報告を下書き」でその時間に何をしたか示します。
合計が一つだけ必要なら、記録のまとまりも一つで十分です。仕事を区別したいときに分類を加えます。
記録から省くこと
手動の時間記録で生活のすべてを残す必要はありません。
休憩を記録の行にする必要はありません。席を離れるときにタイマーを止めれば、休憩は仕事の合計に入りません。雇用主のタイムシートが休憩の記入を求めるなら、そちらはその書式に従います。自分の記録まで同じにする必要はありません。
すべての中断を説明する必要はありません。忙しく見せるためだけの記録は省きます。
目的は信頼できる記録であり、すべての分が有効だった証明ではありません。数日間を理解したいなら短い時間の使い方の振り返りをします。請求の記録なら、請求する仕事を区別します。案件全体にかかった時間を知りたいなら、無償の仕事も残します。普通の一日をすべて報告書にしないでください。
手動の時間記録アプリのプライバシー確認
手動の道具は記録を守るべきです。
使うものを決める前に、次を確認しましょう。
- 端末内の保存: 時間のデータはまず端末に置かれる。
- スクリーンショットなし: 画面を撮影しない。
- キーボードやマウスの監視なし: 活動に点数を付けない。
- 雇用主による監視を前提にしない: 労働者を監視するためではなく、自分の記録のために作られている。
- 簡単な出力: CSVなどの普通の形式で記録を持ち出せる。
- 任意の同期: 同期があっても、必須ではなく自分で選べる。
オフライン利用ができれば、接続が切れても記録を続けられます。ただし、後で誰が読めるかまでは分かりません。保存先と共有は別に確認します。
TimeRetainの使いどころ
TimeRetainなら、来週も読める記録を残せます。何をし、誰のために、どれだけかかったかが分かります。短いメモで、時間のそばに作業の理由を残せます。止め忘れは、記録を使う前に直せます。
私は、アカウントなしでその記録を持てるようにTimeRetainを作りました。主な記録は端末に残ります。任意の同期を使うと、暗号化したコピーがTimeRetainのサーバーに保存されます。スクリーンショットの撮影、アプリ履歴の記録、キーボードの監視は行いません。
表計算で時間を見たいときは、記録を持ち出せます。
来週にも説明できる仕事の記録を残しましょう。TimeRetainで一つの作業を試せます。
手動の記録を3日間試す
先に仕組みを一新する必要はありません。
普段の平日3日間、実際に取り組んだ仕事だけを記録します。各行は対象、活動、開始、終了、メモに絞ります。分類は大まかにし、1日の終わりにメモを一度直します。
3日後に読み返し、4つの問いを立てます。
- 仕事: 何に取り組んだか分かるか。
- 時間: 何に時間を使ったか見えるか。
- 信頼: 使えるほど記録を信頼できるか。
- 手間: 続けられるほど軽かったか。
手間が多いなら、分類を減らし、メモを短くし、整理を少なくします。内容が分からないなら、欠けた情報を補います。時刻が違うか抜けているなら直し、仕事の区切りで思い出せる工夫を試します。
「はい」なら続けましょう。手動の時間記録は、忙しかったことを証明するためのものではありません。1日が過ぎても意味の分かる記録を残すためのものです。
よくある質問
手動の時間記録とは何ですか?
アプリ、タブ、キー入力をソフトウェアに監視させず、自分で仕事の時間を残す方法です。対象と活動を選び、タイマーを開始するか時刻を書き、終わったら止めて短いメモを添えます。
手動のタイムシートとは何ですか?
自動生成ではなく、人が記入する時間の記録です。紙、表計算、メモ、手動タイマーからの出力などで作れます。
記録をどう整理しますか?
顧客、科目、雇用主ごとの仕事をまとめ、後で見つけられるようにします。執筆や会議など、活動の分類は少数にし、詳細はメモに書きます。時間について知りたいことの答えに役立つ場合にだけ分類を増やします。
自動記録よりよい方法ですか?
活動の履歴を見直すより、仕事中に名前を付ける方が楽なら、手動が合います。自動記録は、計り忘れた作業を取り戻す助けになる場合があります。プライバシーは、自分で開始するかではなく、何を記録してどこに保存するかで変わります。
何を記録しない道具を選びますか?
スクリーンショット、キーやマウスの監視、雇用主の監視を前提にした設定、自動のアプリ履歴を避ける道具です。自分で開始と停止を決め、間違いを直し、記録を持ち出せる必要があります。